欧州の各国で特許を取得する方法はいくつかありますが、その中で欧州特許庁に出願して登録を認められた場合に、欧州のどの国で権利化するかを出願人が選択するという方法があります。

この方法の場合、欧州各国は面積が狭くて隣接しているので、A国で権利を取ったのに、パスポート無しで車で10分で行ける隣のB国で権利を取らないという現象が起きてしまいます。

そこで、2018年末に欧州連合(EU)の加盟国全部で一括に権利化できる制度が始まる予定です。
5カ国以上で権利化する場合にはこの方が維持費が安くなるそうです。(日経新聞)

分かりやすい制度にしてくれた方が日本の出願人も私も助かります。