4G規格の高速通信技術に関する特許は数十万件もあり、アメリカのアバンシという会社がこれら特許のライセンス交渉を請け負っています。

アバンシにはNTT、ソニー、パナソニック、シャープ等の日本メーカーも参加しています。

アバンシはトヨタやホンダに対して一台あたり15ドルの支払いを求めていますが、例えば年間1千万台販売するトヨタの場合、全車に通信機能を搭載すると約180億円の追加出費になるためトヨタが応じるかどうかは分かりません。(日経新聞)

今後5Gが普及していくと、自動車同士の通信、歩行者と自動車の通信、信号と自動車との通信等が可能になっていき、より安全で便利な車社会が到来するわけですが、それにつれてライセンス料も15ドルより高くなる見込みです。

結局は車本体の値段がライセンス料の分だけ高くなり、最終的には消費者が負担することになりそうです。