アメリカの有名人が、自身が販売する補正下着のブランド名として「Kimono」を商標登録しようとしたところ、「文化の盗用」等と世界中から批判の声が上がりました。

京都市長は「「きもの」は,日本の豊かな自然と歴史的風土の中で,先人たちのたゆまぬ努力と研鑽によって育まれてきた日本の伝統的な民族衣装であり,暮らしの中で大切に受け継がれ,発展してきた文化です。(中略)私たちは,「KIMONO」「きもの」「着物」の名称は,きものやきもの文化を愛するすべての人々共有の財産であり,私的に独占すべきものではないと考えます。是非私たちの思いをお汲み取りいただき,ブランド名としてのご使用についてお考え直しいただきたく存じます。」という内容の文書を送ったそうです。

ちょっと気になったので日本の登録商標を調べてみたところ、日本和装ホールディングスが「KIMONO」をせっけん類の分野で登録(第5811936号)していて、群馬県の会社が「きもの」を菓子及びパンの分野で登録(第4322551号)しています。
権利者の皆さんは気持ちが落ち着かない日々を過ごしていらっしゃるかもしれませんね(笑)