特許庁でも入庁式が行われます。
審査官から拒絶理由通知が届くと、「技術のことを全く分かっていない文系の役人が適当なことをいいやがって」と立腹される出願人がたまにおられます(笑)

「数字でみる特許審査官像」という資料によると
・審査分野 工学64%、化学・生物・薬学22%、物理・地球科学6%
・男:女=3:1
・学歴 修士60%、学士26%、博士10%、社会人4%
ということでした。

特許の審査官は少なくとも理系出身ということはいえますが、審査を担当することになった発明に関する専門家というわけではないのでたまに理不尽な拒絶理由が届くことはあります。
そんなときでも頭ごなしに反論すると、審査官も人の子、審査結果に影響がでるかもしれません。
審査官を立てつつも出願人の主張を理屈で通すというのがわれわれ弁理士の仕事です。